前回の記事でIPOに出会い、投資への道を踏み出した私。ですが、まだまだ未熟でわからないことがたくさん。
IPOについてもっと詳しく知りたい…
今回は、IPOの概要から、利益を出すまでの流れ、さらに実際に素人が始めて利益はあったのか?ということまでお伝えしたいと思います。これから投資を始めようと思っている方の参考になれば嬉しいです。
そもそもIPOとは?(前回回想)
IPOとは、新規上場する会社の株(以下IPO株)を上場前に買って、上場後に株を市場で売却して利益を得る手法のこと。 IPO株は一般的にディスカウントされた価格で公募が行われるので、上場前に買って上場日に初値(市場に出て初めてついた株の値段)で売却するだけで大きな利益が得られるというカラクリです。
なるほど~。すでに市場で売買されている株に手を出すのは素人には難しいけど、公募で買って、初値で売るだけなら、私にもできるかも。でも、どうやってこれから上場する企業の株を手に入れるの
IPO株を手に入れ、利益を出すまでの流れ
下の図では、 IPO株が企業から投資家の手に渡るまでの流れを描いています。
まず、上場が決まると、上場企業から証券会社を通して投資家へ IPO株の公募・売出しが始まります。
IPO株を手に入れるには、ネット抽選等で当選するか、店頭とのお付き合いで担当者から分配してもらうしかありません。
私のような超庶民はネット抽選が主な入手方法になります。
ここで重要なのは、 IPO株が欲しい投資家全員が公募価格で株を購入できるわけではない、ということ。IPOは人気があります。株を買いたい投資家がたくさんいるのに対して株の枚数には限りがあるため、 ネット抽選等で手に入れるには、高い倍率を超えて当選しなければいけません。
なかなか当たらないんだな、これが
ネット抽選に参加する場合、証券会社のサイトから“ブックビルディング”を行います。要は、「株を買いたいです」と、証券会社に申告することです。
こうしてネット抽選や店頭から配分があった投資家は晴れて IPO株を手にすることができます。今回は公募価格2,000円で購入できたとします。(ただし、株は基本的に100株単位で取引されるため、2,000円×100株で必要資金は200,000円となります。)
次に、上場当日の様子です。
上場当日は需要と供給の関係で、上場する企業の株が欲しい人が多ければ多いほど、株の値段が上がっていきます。(逆に欲しい人が少ない場合は下がります。)そして需要と供給が釣り合った時、初めて値段がつきます。これが初値です。
図では初値が5,000円でついています。
ネット抽選や店頭配分で上場前に株を手にしていた投資家たちは、公募価格の2,000円で100株を購入しているので、初値で売却した場合+300,000円の利益を得ることができます。
IPOは、勝率の高さと大きな利益が得られるのが魅力
IPOも、もちろん“投資”なのでリスクがあります。 でも、比較的勝率が高く、素人でも上場前に株を手に入れて初値で売ることができれば、ベテラン投資家たちと同じように利益を出すことができるというのがポイントです。
私がIPOをはじめた2016年~去年までの勝率を表したものはコチラ↓
2019年は86社が上場し、76社が公募価格を上回りました。逆に下回ったのは9社で勝率は88.3%です。2017年はなんと勝率90%を超えています。
また、2019年に公募価格で購入して初値で売った場合に、「利益が出たIPO」と「損をしたIPO」のベスト3はコチラ↓
ポイントは、プラスの利益は大きいのに、マイナスとなる損失は比較的小さめということ。IPOは、低リスクで高いリターンを得られる投資方法だといえます。(リスクの感じ方には個人差があります。)
ランキング1,2位は+100万円越えなんて夢があるな~
超庶民がIPO投資をした結果の損益は…?
さて、ここまでIPOで利益を出すまでの流れや、その魅力をお伝えしてきましたが、実際に超庶民から始めた私は利益が出たのか…?
結果はというと…
2020年現在、プラスは税引き前で約256万円、マイナスは2万円です。
ど素人でもなんとか利益を出せています。抽選に当たりさえすれば、利益を得られる可能性が高いので日々ひたすらブックビルディングです。
当たれば…ね
これまでの当選履歴も公開しています。ネット抽選で超庶民が参加したら「どのくらい当たるのか?」ということについて書いています。よかったら読んでみてください。
※本記事では投資について触れていますが、投資をはじめられる際はご自身でしっかりと調べた上で、ご自身の責任でお願いいたします。投資はリスクを伴います。
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